最長35年間固定金利の”フラット35”のメリットとは?

by on 2017年3月3日

住宅ローンを組む際には、まず固定金利制と変動金利制から選択することができます。

固定金利制でも、例えば固定するのは最初の10年だけで、その後は市場の金利状況に合わせた変動金利制に移行するという契約方法もあり、住宅ローンは色々な金利のタイプから選択することができます。

固定金利制の中には、”フラット35”という最長で35年、最後まで固定金利という契約方法があります。このタイプを選択した場合、その後の市場の金利状況とは関係なく、最後まで固定金利になります。これを選択すると将来的な返済額が全て分かるので、返済の予定を立てやすいというメリットがあります。

そして、住宅ローンは途中で繰上げ返済を行うこともできます。これを行うと残りの返済期間が減る為、その期間に発生する金利を支払う必要がなくなるので、合計した返済額の面でお得になります。

ですが、住宅ローンを提供した側もそれでは見込んでいた利益が減少してしまうので、この繰上げ返済時には手数料を徴収していますが、フラット35ではこの手数料がありません。いつ繰上げ返済を行っても、それによって得こそしますが、損をすることは一切ありません。

最後まで固定金利になるので、返済途中で市場の金利状況が下がった場合も返済金額が下がることはありませんが、契約の時期によっては最後まで低金利のまま返済が行えるという最大のメリットがあります。

このように、フラット35は契約時期が難しいと言えますが、うまく低金利の時に契約できると大変有利になる契約方法だと言えるでしょう。